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時差ぼけ

 地震いらい、時差ぼけのような状態です。

 帰ってきてから、朝6時くらいにやっと母や姉との連絡がとれました。
 本当に緊急時にはメールも固定電話も,携帯電話もなにも繋がらない事に、愕然としました。
 一番スピーディーな連絡手段はツイッターとミクシーだった・・・でも、残念ながら家族は誰もやっていないので、停電情報などは得られましたが、「安心」に結びつくことはわかりませんでした。
 
 たまにメールが入ると、数時間前の電車の運休を知らせるものだったり、緊急地震速報だったり。

 母は案外落ちついた様子で、室内の被害も無かったようで、ただ、父が帰って来るのに渋滞に巻き込まれたようで帰宅に時間がかかり不安だったようです。何度もわたしに電話をいていたみたい。
 デリコさんは土曜の入試救護のために「もう、帰るのは諦めて大学に残る」と言っていたけれど、どうやらニュースのテロップで入試は延期になったようで、家に落ち着けていたらいいなと思っています。
 
 ボスのところの伝言板も、こんな時は心強かったです。仲間の様子がわかるのは共感を得られて。

 テレビのニュースは当初ステレオタイプで「JRは今日の運転中止を決めています」、地下鉄は「終電を送らせ『しばらく』動かします」の『しばらく』がいつまでなのかわからず、けっこう不安を胸に会社を出ました。
 中目黒についてはじめて「東急全線は各駅でスピードを落として7分間隔で運行します」とわかり、胸を撫で下ろしました。
 しかし、東京人はうちの会社の男性陣も同じ(いないと思ったら向かい側の居酒屋で呑んでいた)ですが、「動かないなら呑んでいよう」ってことか、がら空きの日比谷線はまるで金曜の終電のような酒臭い車輌でした。
 とても、午前4時とは思えない。
 アメリカや各国から救援に来てくれているというニュースとの温度差に「日本人として恥ずかしい」あああ、でも、当事者でもなく横浜から何ができるのかもわからないわたしに、そんなことをいう資格もないのですけど。
 
 真っ暗な日吉から家までの道のりの不安は頂点でした。
 家族と連絡が取れていない不安と、家の中がどうなっているかで。でも、6階のオフィスの揺れ方やものの倒れ方からしたら、ぜんぜんたいした事なくて、ほっとしました。

 やはり、高層階ほど揺れはひどい、当たり前ですが。

 自分の部屋を見るまでは、どんな惨状になっているのか、ドキドキがおさまらなかったし、停電したままだったらとか、不安いっぱいでした。

 震度6で、これなのだから、東海地震が襲ったらどうなるかと、一人暮らしの不安、職住の距離の大きさ(川を挟んでいる)を考える必要を感じました。
 「帰宅難民」とは、これか・・・と、今さらながら目の当たりにしました。銀座の大きなビルは時間で閉館してセキュリティしてしまうので、8時くらいには会社待機できず、みんな集団下校のように道路に溢れ出ていました。
 中にはヘルメットを手に銀色の非常持ち出し袋を背負ったハイヒールの女性などもちらほらいて、電車に乗ってからも、背広姿やウールのコートにヘルメットを持参しているひとを見ました。ヘルメットのゆらゆらするのを見ながら地下鉄に乗っている午前4時の自分のおかれている状況はなんとも不思議で、さすがに、ほとんどの人は2人連れで、この車輌のなかで1人なのはわたしだけか・・・と、心細くなりました。

 たまたま、自分のところは自社ビルでしかも電気も止まらなかったので、助かりました。テレビを観ながらカップ麺を食べて、情報を見ながら待機する事ができました。

 コンビニには、おにぎりやパンなどすぐに食べられる物は、夕方前には売り切れていましたが、お湯を電気ポット(ガスは自動的に止まっていました)でわかせたので、まずは腹ごしらえが出来たのも、助かりました。

 寝る部屋だけ、落ちてきたものを片付けて寝ようと思ったのですが、その頃、9時頃から、友達から電話やメールがつぎつぎあって、ありがたいことにみんなの無事も知れたのですが、寝そびれてしまいました。

 ルビイさんのところは、やはり長時間の停電で、家族でロウソクの明りでコンビニから買ってきた食事をとったとか。なんだか、子どもの頃の台風の夜のことを聞きながら思い出しました。
 同僚の一緒に帰る決断をしたたまプラーザに住んでいるMさんからも、冷蔵庫の戸が開いていて中身が散乱していたけど、一番「イタイ」とおもっていた、新しい大型液晶テレビは無事だったと電話をもらいました。

 ながなが書きましたけど、昨日から今日の午前中くらいまでは、もうひどい頭痛でなにも出来なかったので、とりあえず、思い出す事を書き連ねておきます。

 原発も心配だし、ヒロ吉からのメールでは雨が降ると、千葉のコンビナートの火災で有害化学物質の含まれるものが降って来る可能性があるので、傘とレインコート、なるべく肌を露出しないようにという話も関係者から聞いたというチェーンメールで入っています。信じる信じないは、おまかせしますが、一応書きとめておきます。

 マグニチュード8.8、東京、神奈川、震度6、恐ろしい経験でした。
by sanponideyou | 2011-03-13 15:22 | 日記

笑って、笑って、笑って。


by sanponideyou